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改めて、化粧水は何のためにあるのか

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改めて、化粧水は何のためにあるのか

スキンケアのステップとして「洗顔→化粧水→乳液」という流れが定着しているため、化粧水を使う理由を深く考えたことがない人も多いかもしれません。でも、目的を知っていると選び方も使い方も変わってきます。

化粧水の役割は、角質層への水分補給

化粧水の主な役割は、洗顔で失われた水分を角質層に補うことです。角質層はわずか0.02mm程度の薄い層ですが、肌の水分を保つバリア機能の最前線を担っています。洗顔後は皮脂膜が一時的に失われ、角質層の水分も蒸発しやすい状態になっているため、そこに水分を与えることが化粧水の基本的な役目です。

化粧水は、次に何かを効かせるためのものではなく、乾いた角質層に水分を戻すためのもの。まずそう捉えると、選び方も使い方もシンプルになります。

化粧水だけで終わらせない

化粧水で角質層に水分を補っても、そのままでは水分は蒸発していきます。続けて乳液やクリームを重ね、油分でふたをすることで、はじめて水分が保たれやすい状態になります。「化粧水を丁寧につければそれだけで肌が変わる」というより、「化粧水で入れた水分を、乳液・クリームで留める」という一連の流れとして考えるほうが実態に近いです。

たっぷり使うことの意味

化粧水は少量をこすりつけるより、たっぷりの量をやさしくなじませるほうが角質層に水分がいきわたりやすくなります。コットンより手のひらの方が肌への摩擦が少なく、体温でなじみやすくなるという利点もあります。ただし、たっぷり使っても後に乳液やクリームを重ねなければ、水分は時間とともに蒸発してしまう点は変わりません。

化粧水を選ぶ基準

テクスチャー(さっぱり・しっとり)、保湿成分(グリセリン・ヒアルロン酸・セラミドなど)、価格。この3つのバランスで選ぶのが基本です。高価なものが必ずしもよいわけではありません。毎日たっぷり使えるコストのものを継続することが、いちばんの近道です。目的別に、いくつか選び方の方向性を紹介します。

Grain Note

化粧水は、それひとつで完結するケアではありません。角質層に水分を補い、乳液やクリームでその水分を保つ。その一続きの流れの、最初の一歩です。

化粧水は角質層に水分を補う役割を担い、保湿はそのあとの乳液やクリームとの組み合わせで考えるのが基本です。保湿剤にはグリセリンやヒアルロン酸のように水分を引き寄せる働きのものと、セラミドのように水分の蒸発を防ぐ働きのものがあり、役割が異なります。成分表示を見るときは、この違いを意識すると選びやすくなります。

Grain Evidence

保湿剤の作用機序に関するレビュー

保湿成分は大きく、グリセリンやヒアルロン酸のように水分を引き寄せる「保水成分」と、セラミドやワセリンのように水分の蒸発を防ぐ「油性成分・バリア補強成分」に分類されます。角質層の水分保持には、この両方を組み合わせて使うことが有効とされています。

Purnamawati S, et al. Clin Med Res. 2017;15(3-4):75-87.

Grain Pick

まず基本を押さえたいなら、ナチュリエのハトムギ化粧水。シンプルな処方で、毎日たっぷり使えるコストの良さが続けやすさにつながります。

季節の変わり目に肌がゆらぎやすい人には、キュレルの潤浸保湿化粧水。セラミド機能成分を配合し、乾燥性敏感肌のバリア機能をサポートしながら水分を補える処方です。

とろみのあるテクスチャーでたっぷり使いたいなら、肌ラボの極潤ヒアルロン液。3種のヒアルロン酸を配合し、コスパよく毎日続けられる一本です。

肌が荒れがちで化粧水がしみやすい人には、ミノンのアミノモイスト薬用モイストチャージローション。アミノ酸系保湿成分と抗炎症成分を配合した医薬部外品で、敏感になっている肌にも使いやすい処方です。

どれも「たっぷり使う」ことが前提の設計です。自分の肌状態と続けやすさを軸に選んでみてください。