汗をかいた日は、どこかで一度「顔をなんとかしたい」と思う瞬間があります。駅に着いたとき、打ち合わせの前、家に帰った直後。そのたびに洗えるわけではないので、なんとなくハンカチで拭いて、そのまま過ごすことになります。
ただ、その日を爽快に過ごせるかどうかは、洗った回数では決まりません。むしろ洗いすぎた日の方が、夕方になってべたつきが戻ってくることがあります。洗う・押さえる・塗り直すを、場面ごとに使い分ける。それだけで、我慢している時間はかなり減ります。
爽快さは、洗う回数からは来ない
汗をかくたびに洗顔料を使うと、その瞬間はさっぱりします。ただ皮脂まで落としきると、肌は乾きを埋めようとして皮脂を出します。昼に2回洗った日の夕方に、朝より顔が重く感じる。あれはだいたいこの流れです。
一日を通して快適でいたいなら、洗う回数は増やさない方が結果的に楽です。汗そのものは水分が主体なので、洗顔料を使わなくても落とせます。
外にいるあいだは、拭くより押さえる
ハンカチやタオルは、こすらずに押し当てて吸わせるだけで十分です。汗をかいた肌は水分でふやけていて、摩擦に弱くなっています。強く拭くと、さっぱりした感触と引き換えに肌の表面を削ることになります。
押さえて取るだけなら数秒で終わりますし、外出先でもできます。「洗えないから我慢する」ではなく「押さえておけば大丈夫」に切り替えると、汗をかくこと自体が気にならなくなります。
日中に洗うと、日焼け止めも一緒に落ちる
ここが夏に見落とされやすいところです。日中に洗顔料で顔を洗うと、汗と一緒に日焼け止めも落ちます。洗ってさっぱりした顔は、紫外線に対しては無防備な状態です。
このあとも外にいる時間が続くなら、洗う優先度は下がります。汗を押さえて取り、日焼け止めを塗り直す。この順番の方が、午後をそのまま気持ちよく過ごせます。塗り直しは、パウダーやミストタイプならメイクの上からでもできます。
帰宅後の一回で、その日をリセットする
洗うのは、帰ってからの一回で足ります。汗を落とすだけならぬるま湯で十分です。汗は皮脂汚れと違って水に溶けるので、洗顔料を使わなくてもほとんど流れます。
お湯の温度は、ぬるいと感じるくらいにしてください。熱いお湯は流している最中はいちばん爽快ですが、皮脂を必要以上に落とします。汗をかいた日ほど温度を上げたくなるので、そこだけ意識しておくと夜まで楽です。
| 場面 | やること |
|---|---|
| 外出先で、このあとも外にいる | 押さえて汗を取り、日焼け止めを塗り直す |
| メイクをしたまま汗をかいた | 崩れた部分だけ押さえ、落とすのは帰宅後に |
| 運動や外出のあと、帰宅した | ぬるま湯で流し、保湿まで済ませる |
| 寝ている間に汗をかいた朝 | つっぱり具合で、洗顔料か水かを決める |
爽快さは、洗った回数ではなく、その日をどう組み立てたかで決まる。
さっぱりさせたい日ほど、保湿を抜かない
汗をかいた日は、洗いっぱなしで終えたくなります。ただ、洗った直後の肌は水分が蒸発していく途中です。そのまま置くと乾いた状態になり、肌はそれを埋めようとして皮脂を出します。夜になってまたべたついてくるのは、この流れであることが少なくありません。
とはいえ、夏に重たいクリームを塗る気になれないのはよくわかります。わたしは朝のべたつきが苦手なので、夏場は乳液やジェルに置き換えています。量を減らすより、テクスチャーを変える方が続きます。
汗をかく日を減らすことはできません。減らせるのは、そのあとに我慢している時間の方です。外では押さえる、日中は塗り直す、帰ったら一回だけ洗って保湿する。この組み立てにしておくと、夏のあいだの機嫌がずいぶん変わります。
Grain Note
汗をかいた日も、さっぱりした夜を過ごしたい。
外では押さえる、日中は塗り直す、帰宅後に一回洗って保湿する。洗う回数を増やすより、この順番を決めておく方が一日を通して快適でした。
Grain Evidence
汗をかいたあとの洗顔について
米国皮膚科学会(AAD)は、朝と夜に加えて汗をかいたあとにも顔を洗うことをすすめています。あわせて、ぬるま湯を使うこと、こすらずやさしく洗うことも案内されています。洗う回数より、洗い方の方が肌への影響が大きいという整理です。
American Academy of Dermatology, "Face washing 101"
日焼け止めは汗やタオルで落ちる
日焼け止めは2時間おき、および汗をかいたあとや水にぬれたあとに塗り直すことがすすめられています。日中に顔を洗えば当然落ちるため、洗ったあと屋外で過ごすなら塗り直しとセットで考える必要があります。
American Academy of Dermatology, "Sunscreen FAQs"
Grain Pick
帰宅後に洗うとき、こすらずに済ませたい人には泡で出るタイプという選択肢があります。キュレルの潤浸保湿 泡洗顔料は、セラミド機能成分を守りながら洗えるおだやかな洗浄力で、洗い上がりがつっぱりにくい処方です。
泡立てる手間がないぶん、汗をかいて帰った日でも手早く洗えます。
外にいる時間が続く日に、洗わずに守りを足したい人にはUVパウダーという方法もあります。ETVOSのセラミド フェイスパウダー UVは、素肌にもメイクの上にも使える低刺激設計のミネラル系UVパウダーです。
汗を押さえたあと、そのまま上から重ねて塗り直しができます。


